朝の読書がスタート!

 本日4月12日は本校にとって記念すべき日となるだろう(とはいっても、一部の教師にしか理解できないだろうが)。今日から28日までの13日間、1学年全体で「朝の読書」の試行期間がスタートしたのである。
 生徒には朝8時30分までに学校に来させ、一斉に読書をさせた。副任に協力を願って監督に当たってもらい、担任である我々は朝会が終わった後に教室に行って交代した。若干遅刻した者がいたようだ。今朝は雨が降っていたので、バスなどの交通機関が遅れたのだろう。それでも、他の階では(つまり他学年では)ドタバタと慌ただしい様子が見受けられたのに、1学年の階は静寂に包まれていた。1学年全体が静かに本を読んでいる。うーむ、この静けさは想像以上である。静かな中にもすがすがしい雰囲気があふれている。いや、これは思った以上の効果だ。
 教室に向かう途中で学年文庫の棚を見てみる。10数人が本を借り出していた。自分の本を用意するのを忘れたのだろうか。学年文庫を利用してくれて、本を借り出してくれるのは嬉しいが、本を自分でも用意して欲しいね。
 副任と交代して、私も教室に入って本を読む。8時40分の本来の始業時間のチャイムが鳴るまで続ける。チャイムが鳴っても、なかなか本の世界から戻りがたいような雰囲気だった。いやぁ、いいね!
 朝の読書の良さはこれまでさんざん知らされてきた。自分自身でも授業始の5分間読書を実践し続け、その良さを理解してきた。しかし、学年単位とはいえ、一斉に読書をすることがこうもすごいエネルギーを発揮するとは思いもよらなかった。この実践はすごい。朝の読書の偉大さを改めて知らされた。