2日目の出来事

 新入生が入学して2日目。しばらくは様々な行事をこなすことになる。
 まずは対面式。2、3年生との対面をする。今年も生徒会長をはじめとする在校生代表の挨拶はわかせた。Perfumeというユニットがあるようだが、その振り付けを4分間ほどにわたって踊ったのだ。いやはや度肝を抜かせるパフォーマンスである。しばらくは、生徒会長の挨拶だけという味も素っ気もないことが続いた年もあったのだが、昨年の我々の3年生の頃からかな、昔のようにパフォーマンスを演じてくれるようになった。対面式はこうじゃなくっちゃね。新入生代表の挨拶は我がクラスの生徒である。これも大役を無事果たせて、ほっとした。
 続いて校歌練習、そしてスタディサポートの調査と続く。某ベネ○セにスタディサポートというものがあるそうで、それを本校でも昨年から1年生に導入している。入学してきた1年生の実力を測るには好都合というわけだ。それの意識調査を今日は行った。
 午後からは最初のLHRがあった。私は校舎探検と自己紹介に使った。生徒たちを引き連れて、この1年間に彼らが使うであろう校舎の箇所を案内して回る。その後、お得意の「偏愛マップ」を用いて、自分の好きなものをマップ上に列挙させ、それを名刺に見立てて名刺交換会をやらせる。副任にも来てもらい、我々二人もマップに内容を埋めて、彼らの来るのを待ち受ける。生徒たちはわいわいとお互いにマップを交換しながら、クラスメートたちと話をしていった。男子同士、女子同士は交流が進んだようだが、まだ男女間での交流はほとんど起こらなかったな。せっかくの機会なのだから、どんどん交流すると良いのにね。我々教員のところにも最後に生徒が来てくれて、ヤレヤレ助かった、というところである。
 次は部活動紹介があった。私はここで年休を取り、学校を離れる。
 生徒たちには早く学校に慣れて欲しい。しかし、今の初々しさ、ドキドキ感を失って欲しくないという気持ちもある。緊張した面持ちでSHRで着席して待っている姿というのは非常に良い。これがだらけて、声をかけないと教室に入らないようなことにはなって欲しくないなぁ。まあ、徐々に、である。