『ワークショップ型授業が子どものやる気を引き出す』

ワークショップ型授業が子どものやる気を引き出す―授業成立の基礎技術〈1〉 (ネットワーク双書)

ワークショップ型授業が子どものやる気を引き出す―授業成立の基礎技術〈1〉 (ネットワーク双書)

 たびたび紹介していた本だが、読み終えた。今後の授業について、いくつもの示唆を与えてくれた良書である。
 特に、ワークショップ型授業において、「ふり返り」が大事であることが印象に残った。他の本の内容ともリンクしたせいもあるかもしれない。そして、私自身の授業に一番欠けているものであると思う。
 来年度の授業では、この「ふり返り」を意図的に取り入れて、生徒のメタ認知力を鍛えたい。
 また、ワークショップ型授業では「試行錯誤」を意図的に起こすことが重要なのだとも教えられた。なるほどね。単に予定された内容を共同で学ぶのなら、ワークショップでもなんでもない。そこに試行錯誤が意図的に仕込まれ、生徒同士が協力しつつ試行錯誤していくところに、新たな学びが起こる。生徒自身が新たな知を創り出す。私も予測し得ない、新鮮な知が生まれる現場を見ることができるだろう。
 これまた、来年度の授業に生かしたい。
 この本は、再読が必要だ。そして、内容をまとめていかなければ。