特編C6日目

 ノロ・ウイルスがどうやら一段落したので、今日から復帰する。しかし、まだお腹がゴロゴロしたりする。今年は体調に不安をかかえる2月になったなぁ。
 特編は、本来昨日やるはずだった古文の問題を扱う。東北大の模試の過去問である。題材は夜の寝覚。相変わらず難しい。人物関係は単純なのだが、そもそもの背景設定がすぐには頭に入らないことだし、使われている古語も難しい。そこで、その抱き合わせの問題としては筑波大の問題とした。これは伊勢物語から出題されており、これがまた易しいのだ。筑波大は評論・小説が長文で難しめな反面、古典関係は易しく作ってあるのかな。あまりに易しいため、もう一つ、お茶の水女子大の問題も取り扱った。しかし、これは受講している生徒がすでに解いていた過去問だったので、あまり意味がなかったかなぁ。
 講習では、文章の前後関係をよく読み取りながら、傍線部分を丹念に口語訳することを教えた。古文の場合は、ほとんどそれを問われているような気がするな。大まかな流れをしっかりとつかむ解釈力と、その流れに沿って背景を踏まえながら指定部分を正確に口語訳する解釈力と、長短二つの力を求めているように思う。そんな意識で練習をしていくと良いのかもしれない。