特編C4日目

 昨夜からの雪がどんどん降り積もり、今朝の新潟市はすごいことになってしまった。新潟市中央区でおそらく積雪30cmくらいになっていただろうか。私の家の前の道路は6mくらいの幅なので、そう簡単には除雪車がやってこない。それでも来てくれるだけありがたいのだが、私や子どもたちが出かける朝はまだ除雪はされていない。しかも、近隣の方々もあまりの雪のために車を使うのを諦めたせいか、車が通った後もほとんどない。もう30〜40cmくらいの新雪が玄関先からずっと大通りに出るまで続いているような感じだ。ここまで雪が降るなんて、新潟市中央区では珍しい。私の子どもの頃くらいに記憶をたどらないと思い浮かべられないほどだ。私は徒歩で学校に行けるのだが、その徒歩でさえも、まともに道がついていないので、いつもよりもずっと時間がかかってしまった。
 当然、交通機関はマヒ状態である。バスはまだ動いていたようだが、電車が運休やら遅れやらで目途が立たない。それでも3年生は特編なので、時間変更をすることができず、そのまま通常通りでつっこむことになる。まあ、意外に生徒もけっこう来ていたようで、スタートしてみるとあまり混乱はなかったようだ。
 今日は漢文の問題を扱う。東北大オープン模試の問題と北海道大の問題を解かせる。北大は私のクラスの対象大学ではないのだが、難易度的に模試の問題と組み合わせるとちょうどいいのではないかな、と思った。模試の問題も論理的な良問であり、きちんと考えればちゃんと解答を導き出すことができる。しかし、北大の問題レベルだと何だか「ほっ」とする。この感覚がいい。難問をしっかり考え続けていると、それより易しい問題はその先々までがクリアに見えるような感覚を持つことができる。これを手に入れるための演習のような気がする。
 それでも、生徒たちにはやはり漢文は難易度が高いのだろうな。その北大の問題の書き下し文問題について生徒が終了後に質問に来たが、漢文の文法的なことを踏まえて考えれば決して読まないような語順で読もうとしていた。いかに基本をしっかりと身につけ、その基本に沿って自分で考えられるか、なのだなぁ。