国体特編授業1日目

 今日から来週の火曜日まで、5日間の国体特編授業が始まった。国体期間中、教員のやりくりがつかないため、通常の授業ではなく特別に編成された授業を行うわけだ。
 国語は、文系は4コマ、理系は3コマの授業を計画した。いずれもセンター試験の過去問を解くこととする。ある教科書関連業者の方から聞いたが、富山県の進学校などは、この時期はその会社が出版している大学入試問題の過去問集を授業中に解くのだそうだ。同時にセンター試験の対策も行うという。入試まで約半年、そのあたりでもう教科書を取り扱うことはやめて、入試問題演習に特化するのだね。むちゃくちゃな話ではあるが、一つ参考にはなった。
 さて、センター試験の演習だが、今日は3コマの授業を行った。扱ったのは20年度の古文の問題なのだが、とても易しそうに思えた。そこで、最初の1組では古文と漢文の2問を解かせることにした。ところが、生徒は解いてくれたのだが、私の説明が、結局古文の分すら終えることができず、非常に中途半端な解説となってしまった。
 そこで、次の9組、8組では古文の問題のみに絞り、解答と解説を行った。しかし、解答時間を17分くらいにしたにもかかわらず、説明を始めると結局授業時間内に終えることができなかった。うーん、しゃべらせればいつまでもしゃべることができる教員の修正の賜物か。
 まあ、今回は「古典おたすけ講座」と銘打ったように、基本の確認を主たる内容にしようと思ったので、基本の説明をしていると時間がかかってしまうのだ。それはそれで必要なことではないかなぁ。
 明日からは予定通りに進めていこう。