第2回校内実力テスト

 今日、明日と第2回校内実力テストが行われている。今日は国語、化学/生物、地歴、選択世界史/公民の4科目の試験が行われた。
 この実力テストは本校の教員が作成するテストである。このテストの作成には本校の教員は並々ならぬ力を注ぐ。これを作っているからこそ、本校の教員のレベルが維持できると言っていいかもしれない。
 特に国語科は、毎年本気になってこの問題を作る。その作り方は半端じゃない。何しろ国語の場合、全てがオリジナルである。問題文は教員自身が探してくる。問題作成ももちろん教員が行う。それらは当然のことだけれど、半端じゃないのはその作成した問題を検討する場面である。国語科教員が別室に部屋を取り、およそ6時間くらいをかけて徹底的にブラッシュアップする。それぞれの作成した問題に対して、教員同士で意見を言ったり、矛盾を指摘したり、代案を提案したりする。そうして作り上げる問題である。であるから、国語科の実力テスト問題は本校の国語科全員の共同作品である、と言える。よって生徒にも自信を持って出題できる。
 また、その精度もなかなかのものである。実力テストに出題した問題が実際の入試問題と的中したことがあった。出題した年の生徒が受験する時に、国公立大学で同じ問題文が出題されたのだ。国語の場合、文章が同じならば、出題される問題もほぼ同じになる。ある文章で問題として出題できる箇所はそう多くはない。結果として似通った箇所が出題されることになる。さらに、模擬試験で出題された問題がほとんど一致したという場合もある。実力テストで出題した問題文が、その年の3年生用の模擬試験でそのまま出題されたのだ。ね、結構精度がいいでしょ?
 実は、今回の問題もそうしたことがあったのだ。これで、私の知る限りで3回目である。そのことは後でじっくりと教えてあげるからね。3年生諸君。
 さて、テストを実施したはいいが、次にやってくるのは採点作業である。今回は初日の1限に実施させてもらったため、今日1日の中でも採点できる時間が与えられた。珍しいことだ。そこで、私も早速採点を始める。いやぁ、採点がこんなに早く始められるなんて、夢のようだ。