学研小論文指導研究会

 毎年恒例の学研主催による小論文指導研究会が行われ、参加してきた。
 今回の小論文入試では格差問題がますます広く扱われているそうである。そこで、格差についての説明が非常に詳しくなされ、大変興味深かった。また、その流れの中で夏目漱石の『それから』が取り上げられた入試が目立ったという指摘は、なるほどねと思った。小論文入試問題の作題者も考えるねぇ。
 説明された大堀さんは村上春樹エルサレム賞受賞講演を取り上げていた。これまたなるほどと思う。そして、やはりこの講演の強いメッセージ性を感じる。「壁と卵」という秀逸なメタファーがこれだけのメッセージ性を与えているのだろう。
 今回も楽しく、また新鮮な情報を得た会であった。