教育実習生の研究授業を行う

 今年は国語科に久しぶりの教育実習生がいる。その研究授業が行われた。1年生の古典、徒然草の「花は盛りに」の冒頭部分である。
 実習生はなかなか落ち着いた態度だった。声が若干小さかったり、板書計画や発問計画がまだまだ甘い部分はあったが、授業を進める態度はなかなかのものだった。途中からは生徒に板書させた口語訳や自分の板書を見ながら、教科書を閉じて説明をしていた。内容が頭に入っている証拠である。大したものだと思った。私がかつて担当した実習生は決して教科書やメモを手放さなかったけれどね。
 今年は国語科としては初めて合評会を開催した。今までは実習生を教員の所へわざわざ行かせて、一人一人からアドバイスをもらっていた。しかしそれは効率が悪いし、何より教員同士の研修にならない。他の同僚が研究授業に対してどのような感じを持ったのか、それを知ることが教員の研修になる。そのためにも合評会を開いた。初めての試みだが、まあまあよかったんじゃないかな。1時間ほど話をした。