クラス文集の制作

 今日は土曜日である。私は土曜日には集会があるので、そちらに出席することを最大限の優先事項にしている。しかし、今日はその優先順位をも曲げてまで、学校に行った。それは、仕事がたまりまくっているからである。水曜日に採点がやっと全て終わり、昨日はようやく指導要録の記入を始めた。印を押したりペンで記入したりと、細々した作業がしばらく続く。その仕事があるのだが、さらに優先して終わらせるべき仕事がある。それが「クラス文集」の印刷である。
 私は3年前に前の学年を2年生の時から担任した。その時は作らなかったが、一昨年の3年生を担任した時は卒業文集を作成した。そして昨年、引き続き1年生を担任したので、これまたクラス文集を作成した。文集制作はこれで2年連続していた。今年はどうしようかなぁと思っていた。
 実は2年生は修学旅行の際の写真を元にした薄い写真アルバムを作成するのである。年度当初はこれがあるし、今年は文集を作らなくても良いかな、と思っていた。しかし、やはり1年を終えようとしているこの時、1年の時間を形にして留めておきたいという思いがとめどなく沸々とわき起こってくるのである。
 そこで、生徒に話をし、クラス文集を作成することを了承してもらい、係を決めて動き出していた。今年のクラスの係になった者は率先して動いてくれて、一人一人の原稿を集めるという一番しんどい作業をどんどん進めてくれた。いやぁ、ありがたかったこと。そして、生徒の原稿はすでに1ヶ月前ほどに出そろい、後は私自身の原稿とその他諸々を整えて印刷するばかりになっていた。しかし、いざ始めようとするとなかなか時間がとれなかったり、気が引けたりして今日まで印刷を延ばし延ばしにしてしまった。今週あたりが限界なので、もはや仕方がなく、貴重な時間を使って学校に行き、必死で印刷をしていたのだ。
 土曜日の午後の学校には何人かの者が出てきていた。要録を書いたり、他の仕事をしたり、それぞれ大変である。その中で私は印刷室に籠もりきり、ひたすら印刷をしていた。今回は生徒に1ページでも2ページでもよいようにしてしまったので、ページ割りが難しく、印刷を何回か失敗した。それへの対応をしていたので、結構時間がかかってしまった。14時半に学校に行き、原稿のコピーやら不足している面などを急遽作ったりして、その後で印刷をかけた。それらのせいか、17時近くまでかかってしまった。正味2時間かな。これまた疲れた〜。
 最近肩こりがひどい。整形の先生によると「肩」凝りではなく「首」凝りなのだそうな。それはともかく、もう慢性的な肩の痛みを抱えている。今日の作業でまた肩が痛くなってしまった。それでも、製本されたクラス文集を配布する時の生徒の驚きの表情を見るのが、これまた担任冥利に尽きるんだなぁ。(^_^;)