小論文の学習の授業

 今日は、同僚の都合で午前中3コマ連続の授業となった。普通なら卒倒ものだが、この特編期間中の内容なら大丈夫だろう。
 8組、6組、7組での授業。6組は昨日と同じく、古体詩の説明をする。生徒が書いてくれた鑑賞文をまた読んだが、やはり優れたものが多い。「代悲白頭翁」と「兵車行」とは、そのテーマが分かりやすく共感しやすいのだろう。8組と7組では、全員で自分たちの文章を回し読みした。その後で回収したものを私も読んだ。やはり良い着眼点を持っているものが多い。相手がよいものだと、それに対する鑑賞文も良くなるのだろうか。
 8組と7組では、そういうわけでまずは古体詩の鑑賞文を回し読みすることから始めた。5人分の文章を読ませた。この回し読みをさせる時は本当に楽しい。生徒は友達の文章を本当に食い入るように読みふける。そうした姿を見るのは嬉しいものだ。
 その後、小論文の学習に入る。G社の分野別小論文の教材を用いる。まず生徒に、自分が取り組む分野を選ばせ、その分野についての基礎的知識を整理するためのワークブックに取り組ませる。その際、『基礎知識BOX』なるものも同時に与えて、これを参照しつつまとめるようにさせる。ワークブックでやることが明確なので、生徒はどんどん進めていってくれた。
 できるだけリラックスさせたいと思い、教室にMacを持ち込んで、iTunesで曲を聴かせる。ただ、学校のMacには聞かせるのにふさわしい曲が入っていなかったので、仕方なく「Waltz for Debby」やら「Goldberg Variations」を流した。
 幸い、今日の学級日誌に「小論文の勉強がとても楽しい!」と書かれていて、こちらも嬉しくなってくる。いろいろな工夫が、少しは実を結んでいるようだ。