フィンランドの教育

 『フィンランドの教育力』(リッカ・バッカラ著 学研新書)を読んでいる。これはきわめて興味深い本だ。いわゆるフィンランド教育ものではない。著者はフィンランドの小学校教諭であった方だ。この方がフィンランドでの小学校教師としての実践を語っている。これは学級担任論である。フィンランドの一小学校教諭が語る学級担任論なのだ。フィンランドの教育の特徴よりも、その一教師としての経験と考えが記されている点が類書と違う点だ。
 これは大学のテキストにすると面白いのではないかなぁ。この本と日本での学級担任としての実践を対比させて、学級担任としてのあり方について学生に考えさせると面白いと思う。
 いかがでしょ? 池田先生。