日本教育工学会の全国大会

 上記の大会が10月に上越教育大学で行われる。私は学会員なので、地元で行われるこの大会には何とか出席して発表したいなぁと思っていた。その発表原稿をまとめていたのだが、どうも私が書こうとしていることはこの学会の趣旨とは違うんじゃないかなぁ、という意識がぬぐえなくなった。まあ、教育工学は何でもありの学問なので、何でもいいんだけれど、あまりに国語教育の方にシフトしすぎた内容だなぁ、と思う。昨年から初めて、現在も継続中の「電子掲示板を活用した読書レポートの実践」を発表しようと思っていたが、どうもなぁ。
 原稿執筆を止めてしまったのは、上記の実践があまりにも先行研究を踏まえていないことに気づいたからだ。教育工学会のホームページから文献を調べたところ、私の実践に参考になりそうな論文が2、3本あった。しかし、それらは収録号が示されているだけで、論文の実物はネットでは見えない。それでも、「電子掲示板」と「読書レポート」とを結びつけた実践はなかった。この点では先見性があるかも知れない。どうも、先行研究の調査というのは苦手だ。大事なことは百も承知だけれど、先行研究を調べることや論文を入手することの手間を考えると足が止まってしまう。それではいけないのだがね。
 まあ、とにかくまとめてしまおうかな。どうやら私の実践の独自性はあるようだし。でも、原稿提出締切は明日で、明日は東北大学オープンキャンパスに生徒たちを引率していくんだけれどね。仙台から帰ってきてから書くことになりそうだ。