「源氏物語新聞」作成の授業

 6組の古典の授業。他のクラスは「五柳先生伝」を終わらせるのに精一杯なのに、6組はこの7月に授業がたくさんある。その分、9月にはあまりない。今のうちに稼いでおくべきである。そこで、いよいよ源氏物語に入る。
 まずは、これから1年半にわたってつきあっていく源氏物語の概要をつかませたいと思い、生徒を図書館に来させて「源氏物語新聞」の作成をさせた。これは貝田桃子氏の実践の追試である。便覧を主情報源とし、図書館の資料を自由に使わせて、源氏物語のストーリーや登場人物伝、作者の紫式部についてなどを新聞風の紙面にまとめさせる、というものである。これは、単なる文字だけのレポートとは違い、タイトルやキャッチフレーズ、字の大きさやレイアウトなどの工夫をすることで、レポート作りをより能動的に行わせることができる。
 6組の生徒たちは1時間中嬉々としてレポート作りに取り組んでいた。大半はまだまだ作成が進んでいないが、中には半分以上の紙面を埋めた者もいた。うーん、そうすると明日の展開が難しいな。これまた楽しい授業だった。問題は、作成された作品の評価をどのようにするか、である。