指導要録書き

 この時期に1年生の担任を悩ませるものといえば、指導要録書きです。何しろ1年生の場合、全くの0から作成するのですから大変です。特に今年は、諸般の事情から提出の締切が例年より早まっています。それに加えて期末考査の採点がまだ終わらず、その中で実力テストを実施してしまいました。いったいいつ指導要録書きやら採点やらをする時間があるというのでしょう?
 というわけで、今日は採点を放り投げて、指導要録をひたすら書いていました。といっても、私はスタートが遅れたので、今日はようやく1枚目の表、生徒の名前と住所・親の名前などを40名分すべて書き終えました。ところがこれがトラブルの連続! 生徒の保護者の名前を書いたつもりなのに祖父の名前だったり、「郎」と書くべきところを「朗」と書いてしまったり。そのたびにがっかりして、大きなため息をついていました。それでも何とか1枚目は書き終えました。明日は2枚目の裏、いよいよ所見欄を書こうかな。

 そうしているうちに、また浪人生が何人か顔を見せてくれました。先日見事に合格したS君が来てくれました。最後まで自分の希望にこだわった彼でしたが、それが1チャンスでものにするとはたいしたものです。T君も来てくれました。彼の場合は国立はだめだったけれど、私立に行くそうです。ひとまず良かったね。勉強ができることに感謝をし、勉強する環境を与えてくれた保護者の方に感謝をし、のびのびと存分に勉強して欲しいものです。
 いやぁ、しかし卒業生たちはいいなぁ。彼らとの心の絆はまだつながっているような気がします。顔を見たとたんに、1年前にタイムスリップするような感覚を覚えます。馴染みの場所に戻れるような気がします。いいねぇ。卒業生たちの名前はすぐには出てこなくなったけれど……。

 静岡の先生へ。メールのトラブルがあり、お返事が少々遅れます。先生のメールアドレスは、添付ファイルが送れますか?