後期期末考査2日目

 今日は数学I、政経、家庭のテストが行われた。私は政経の監督をしていたが、生徒はなかなか苦戦していたようだ。終わってから、「間違えた!」などという声が上がっていた。
 私は、来年度の古典のシラバス作りに忙殺される。月曜日が締切なので、なんとしても今日中には作成してしまいたかった。シラバスは、もちろんそれを生徒が読んで、どのような内容の授業が行われ、それを受けることでどのような力がつくかが明記されるべきものである。そのような記述にするべくいろいろと努力するのだが、なかなかうまくいかない。古典の場合、文法や語彙を押さえることができれば、だいたいの内容は理解できる。我々が求めるのはそこからのものだから、シラバスの記述としてはそちらの鑑賞に偏ったものになりがちである。しかし、生徒にとってはその鑑賞に至る前に、クリアすべき問題が見えているとやりやすいだろうなぁ。まあ、なるべくそうした目標がはっきりしている記述を心がけたけれど。
 卒業生のWさんが来てくれた。彼女は夏休みに友人と高校に来ようとした時、風邪を引いたのだそうな。元気そうだった。進んだ学部は新しい分野のもので、興味の持てる内容でとても楽しい、と言っていた。良かった良かった。これから専門分野の楽しさをもっと味わって欲しいものだ。一緒に、2年の時担任だったSさんも来ていた。彼女もまた充実した学生生活を送っているようだ。実は古典が好きだとのこと。素晴らしいね。文庫本などで古典に触れて欲しい。