論語の授業

 4組での授業。今日は「司馬牛憂曰」で始まる文章と「小人窮斯濫矣」で終わる有名な文章と2編を扱った。
 生徒に音読をさせ、口語訳をさせながら、いくつか質問をする。たとえば、司馬牛が、「人々には皆兄弟がいるのに、自分だけにはいない」と言って嘆いているが、何か論理的に矛盾はないか、など。それを考えさせながら私のことを話したり、家族のことを話したり、いろいろ例を挙げつつ説明していく。全く、教師というのは自分の持っている有りとあらゆるものを総動員して授業を組み立てるものである。時には自分の秘められたものをさらけ出さなければならない(もちろん、本当の秘密は打ち明けられませんが)。それでも、生徒が理解してくれるのならば、価値のあることだ。
 さて、どの程度理解してくれたものだろう。