「富岳百景」の授業

 8組での授業。このクラスでもプリントを使って第1段落までの内容をまとめていく。生徒に指名をし、答えさせてから、その答えを参考にしながらこちらのまとめを述べ、板書していく。
 こうした授業が全く悪いわけではないだろう。生徒にも自分が読み取った以上の内容を示された時には、知的興奮を味わうことができる。そのためにも、そう読み取れる過程をきちんと示してやらなければ。小説の読解はデータの積み重ねである。書かれている内容から読み取りうるものを決定していく。その積み重ねだ。そのプロセスを示しうるならば、こうした教師主導の授業も意味を持つだろう。