徒然草の授業

 9組での授業。「花は盛りに」を今日で終えた。口語訳も順調に進んでいく。「たり」を完了・存続のどちらと判断するのはなかなか難しい。でも、私自身はそんなに間違わないのだから、やはり文章の流れを踏まえた上できちんと考えれば、決して間違わないのだな。彼らには文章の表す情景を頭に描きつつ、ふさわしい訳文を選べるようになって欲しい。まあ、完了か存続かという判断は、そんなに重要なものではないのだけれどね。今は助動詞の勉強中だから、厳密にこだわっているわけだ。
 さて、無事徒然草が終わった。これから漢文:十八史略に入る。十八史略からは魅力的な話がたくさん教科書に収録されているのだが、それらを飛ばして「鶏口牛後」を取り上げる。もちろんこれも面白い話なのだが、個人的には「先従隗始」をやりたいなぁ。話自体が面白いし、典型的な抑揚形もあるしね。そして、「燕雀安知鴻鵠之志哉」もいいね。十八史略は確かに初学者にはバンバン読んで欲しい話がいっぱいある。ガンガン教えたいなぁ。