進路講演会その2

 連続進路講演会、その2.今日は理系向けの講演。数学者で東京工業大学名誉教授で、旧制新潟中学出身である志賀浩二先生の講演である。
 整数論のお話しであった。そして、通常では扱えない巨大な数を理解可能にする数学の力についてお話しをされた。整数論は数?あたりでは少し扱うのかな。少なくとも文系であった私が高校時代にはまったく触れることのなかった内容である。非常におもしろかった。
 よせばいいのに、サクラを買って出て、講演後に志賀先生に質問をする。そうすると、ようやく生徒もエンジンがかかったらしく、2人の生徒が質問をした。そのうちの1人は集合の濃度についての質問だった。いやぁ大したものだ。そうした疑問をもつことは素晴らしい。講演第2部も用意されており、志賀先生を囲んでさらに突っ込んだ質問会が開催された。10数人の生徒が来ていたようで、当初1時間くらいの予定が、90分にまで延びたようだ。よかったよかった。数学の話は、自分が考えてみないとおもしろくない。
 昨日のFrank 先生の話といい、今日の志賀先生の話といい、今年の進路講演会は二つとも「当たり」である。非常に興味深かった。