説話の授業

 今日は1組と4組とで宇治拾遺物語の授業。残り時数をカウントすると、口語訳を早めに終わらせなければならないことが明白なため、今日はスピードアップを図った。今までは二人ペアで音読と口語訳をさせていたが、今日は一人ずつ指名して口語訳のみをさせた。また、今までさんざん新出の文法事項を丁寧に説明していたため、新しい文法がほとんど出てこなくなるとどんどん訳を進めさせることができる。今日は2クラスとも一気に進み、残り7行くらいまで進むことができた。
 代わりに今日は本文の内容や状況の読み取り、説明を十分行わせた。読み取りに関する質問を2つ用意し、それぞれを問いの形で板書して、答えを生徒自身のノートに記入させた。そして、それらを確認しながら正答例を示した。生徒の読み取りはおおむね正しいものの、やはりもう一歩踏み込みが足りない。そのところをどう表現するか教えていきたいものだ。