学習オリエンテーション週間

 昨日はこのブログが書けなかった。「hatena」には時々こうしたことが起こる。メニューが変更されて、新規で日記が書けなくなる時があるのだ。どうなっているんだろ?
 というわけで、今日である。学習オリエンテーションとして、英・数・国の3教科を中心に、高校での授業の受け方とその実例を1週間をかけて説明し、示している。国語の場合、2時間は古典、1時間は現代文である。

古典の授業

 古典ではノートの作り方などを説明し、少しずつ授業に入っていく。まずは歴史的仮名遣いの説明である。「児のそら寝」を題材に、徹底的に音読させる。私の後についての音読、個人音読練習、友人同士での音読、そしてクラス全体での音読。最初と最後とでは音量が2倍以上になり、とても気持ちがよい。やはり音読は繰り返し練習させて、不安感を払拭させるのがよい。また、こうすることにより、自然と歴史的仮名遣いの読み方に慣れてくるはずだ。
 今日は、その次に歴史的仮名遣いの練習プリントを用意していたのだが、歯科検診が入ってしまい、中途で終わってしまった。残念。

現代文の授業

 別のクラスは、今日は3時間目であった。よって、現代文の授業の説明と、現代文の授業を少し行う。本当は担当者が違うのだが、このオリエンテーション期間では致し方ない。
 現代文では最初に『羅生門』を取り上げる。芥川龍之介について少し説明し、『羅生門』の朗読CDを聴かせ、初発の感想を書かせる。しかし、芥川についての説明は余計だった。感想を書く時間が5分しか取れなかった。当然、それは宿題にする。つい説明しちゃうんだよね。国語教師の性である。


 今日は、我が4組の、古典の音読が気持ちよかったなぁ。最初はおっかなびっくりの読み方だったのだけれど、個人練習や友人との読み合わせを経て、クラス全体で読んだ時は声が揃った、迫力のあるものになっていた。もう一つのクラスでも同じことをやり、同じように読み方が格段に上達したのだけれど、そのクラスよりも4組の方が声が大きかった。うーん、さすが我がクラス。

昨日のLHR

 昨日はLHRがあった。同僚から提供してもらった「偏愛マップ」を書いてもらっていたが、それを印刷して生徒に配布した。同時に各自が書いたマップをそれぞれに返し、そのマップを名刺のように使って、クラスメートたちと交換して話をせよ、と指示した。なお、担任と副任も同じようにマップを用意し、その仲間に加えてもらった。生徒たちはわんわんと蜂の巣をつついたようにお互いにどんどん話をし始めた。これは大成功だ。中には男子と女子が話をしているものもいた。いいねぇ。お互いに理解し合えるといいよ。そして、何人かの女子が私のところに来たので、彼女らとマップを交換して話をする。いろんな趣味・嗜好が似ているところがあり、嬉しくなる。その中の生徒がスピッツが好きだと書いてあったので、ちゃっかりCDを貸してくれるよう頼む。そうしたら、今日、さっそく持って来てくれました。いや、ありがたいものだ。
 その後は新潟高校校舎内探検ツアーに出かける。少しは高校が分かったかな。