『下流志向』

下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち

下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち

 内田樹の最新作の一つ。非常に納得させられ、また新たな知見を得ることができた。市場経済等価原理を全ての人間関係に当てはめようとする子どもたち。学校教育での生徒たちも等価原理を要求し、学校はその対応を迫られる。
 先日読んだ『先生はえらい』の内容と合わせて考えると、現代における教員のあり方について示唆を得たように思う。そうすると、これまでの3年間の私の対応はあまり良くはなかったのかなぁ。テクニックに走りすぎないようにしなければ。