国公立前期試験3日前

 前期試験3日前である。生徒たちは相変わらず学校に来ており、教員に質問をする者もいる。良いことである。教員に質問できるのも今日と明日くらいだろう。土曜日には県外の大学を受験する生徒は移動するだろうからね。いよいよです。大丈夫! 君たちの努力は誰にも負けないくらいのものだ。自信を持って、平常心で戦ってらっしゃい。
 私は、他にも仕事がいろいろとあるのだけれど、自分の机の前に積み重なっているプリントの山を整理する。いやぁ、お宝が出てくること。授業で使ったプリントやら、探していたプリントやら、定期考査の原稿やらがどんどん出てきた。授業プリントは今後も使えるだろう。定期考査の原稿は今まではちゃんと終わるたびにファイリングしていたのに、今年はそれも出来ないほど余裕がなかったのだね。
 本当にこれらの山を見ると、いかに今年が余裕がなかったのかが分かる。毎年書いていた『国語研究』の原稿も書けないものね。しかし、せっかく多少は時間があるのだから、今年の授業の記録・成果を別の機会に残しておくべきだ。それが自分の仕事の証しでもあるしね。
 目の前のプリントの整理は何とか終わった。捨てるべきものは捨て、保存すべきものはファイルした。次は机の後ろにある教材やら進路情報等の本の山をかたづけることにするか。卒業文集の印刷もあるしね。なすべきことは山ほどある。