冬季講習3日目

 というわけで、いつのまにか冬季講習の3日目になっております。(^_^;)
 今週の月曜日から冬季講習が始まった。国語の講習はセンター形式の問題演習である。実際のセンター試験の形式をとった模擬問題を2回分用意し、それをさらに現代文(評論・小説)と古典(古文・漢文)に分けて、1回の講習で1つずつ解かせ、解説をする、というものである。したがって、65分間の講習時間の中で、35〜45分間を問題演習にあて、残りの時間を解答と解説にしている。
 というと何だか教師が楽をしていそうだが、これがとんでもない。その15〜20分間という短い時間の中で効率的に解説をするために、毎回解説のためのプリントを作成している。さらに、プラスαで漢字練習やら古文単語、漢文重要語等のプリントも作成し、生徒に配って自習教材としている。それらの準備をほとんど前日のみで行わなければならない。
 というのは、冬休みに入って、担任である私の重要な仕事として、生徒36名分の調査書を書かなければならないのだ。さらに、昨日は国語の個別指導をしている生徒が課題を持って来たので、それにも対応しなければならない。というわけで、昨日は昼食を結局摂れなかった。また、連日夜中までの準備作業が続いている。
 今日もこれから、明日の割当分の問題を解き、解説のための準備をし、個別指導をしている生徒がおそらく課題を持ってくるので、自分もその課題を解かなければならない。いやぁ、やることがいっぱいあって、本当に充実している。というか、目が回りそうだ。

個別指導

 昨日、個別指導をしている生徒が課題を持って来たので、昼食時間の40分間でセンター形式1回分の問題を解き、その生徒の指導に当たる。
 その生徒は本当にたくさんの問題演習をこなしてきているのだが、なかなか得点の向上に結びつかない。ブレイク・スルーが訪れないのだ。おそらく他の生徒の倍以上は問題数をこなしているのだが、未だにできるときとできないときの波があったり、得点が安定しない。話を聞いてみると、文章の読み取りにそんなに欠陥はなさそうだ。選択肢で引っかかっていることが多い。これまで、問題演習がそのハードルを越えると信じてずっとやってきたのだが、果たしてこのままでいいのだろうかと自分自身が疑問になってきた。
 いったい、このような生徒の場合、どのように指導したらよいのだろうか。何か、ブレイク・スルーとなるきっかけが欲しいのだが。私自身は、古典の基礎をしっかり頭に入れることによって、古典の得点は安定したし、現代文は元々大丈夫だった。それらの私が経験してきたことは全て伝えてきた。それ以外の何かがこの生徒にはあるのだろう。うーん、わからん。どなたかお教えいただけませんか。