前期期末考査2日目
今日の理系は数学Ⅲと物理I/生物Iの2科目。数学はさすがに時間が足りなそうだった。70分間なのだけれどね。数学Ⅲくらいになると、単純に公式を覚えて当てはめてパッと解けるようなレベルではなく、解法からして自分で選んでいかなければならないようだ。生徒の様子やら教務室での数学の先生方の会話を聞いているとそう思う。生徒は立派なものだよ。
『帰還 ゲド戦記最後の書』
- 作者: アーシュラ・K・ル=グウィン,マーガレット・チョドス=アーヴィン,Ursula K. Le Guin,清水真砂子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1993/03/25
- メディア: 単行本
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『ゲド戦記』は第1〜3巻までずいぶん前に読んでいる。あまりに前に読んだせいで、内容をあまり覚えていない。でもこの第4巻はそれらとは違い、第2巻でゲドによってアチュアンの墓所から連れ出されたテナーが主要な登場人物である。そして、親より虐待を受けて殺されかけた子、テルーが重要な人物となる。映画でおなじみとなった人物たちが勢揃いするのがこの第4巻だ。そして、読み終えると、映画のストーリーの枠組みはこの第4巻から得ていることが分かる。
しかし、映画とはまた違った、深みのある内容だった。特にゲドの悩み、テナーの暮らしぶり、テルーの痛みと成長していく彼女の姿、などなど非常に印象深い。あるいは今までの3巻よりも、私にとっては心に残るものとなりそうだ。
第5巻を次に読む予定である。楽しみだ。