第2回実力テスト1日目

 3年生は今日・明日と第2回の実力テストが行われる。今日は英語・化学・地歴公民(理系の場合)の組み合わせであった。この実力テストは年3回行われる。そして、特に第2回と第3回の結果は実際の入試結果とかなり相関関係があるので、本校としても重要視しているものである。
 生徒はよく取り組んでいた。90分やら120分の時間をかけて問題を解き続けるわけだが、体力がなければ出来ないことだ。しかも半端な問題じゃない。本校の教員が総力を挙げて作成した問題である。平均点はほぼ30点台である。まあ、それだからこそ難関大学も含めた入試結果と相関関係があるのだろうね。
 明日は国語・理科2科目目・数学である。これまたハードな問題であろう。頑張って欲しい。

小論文の添削

 というわけで生徒は問題に必死に取り組んでいる。その間、教員は様々な仕事をしている。私の場合、昨日の続きで、夏休み中に提出された小論文の課題を添削した。何とか提出分は全て見て、コメントをした。
 課題は、新聞記事を200字で要約し、自分の意見を200字で書いてみようというものだった。要約はまあまあ出来ていたが、意見文の方はどうも不十分である。私の意図としては、200字で自分自身の意見とその説明を書いて欲しいと思っていた。しかし生徒は、意見は書くものの、その説明が不十分である。または、200字という字数のせいか、単なる感想や作文で終わっているものが多かった。
 意見には必ず根拠・理由が伴うべきであり、そのセットとしての最小単位が200字前後である。そのことは、1年生の時からたびたび説明していたのだが、いざこういう時にそれを意識して書くわけには行かないのだろう。
 コメントには、もっと社会的な視点で物事を考えよう、とか、複眼的な思考をしよう、ということをよく書いた。もちろん200字ではその視点を含めることは不可能なのだが、今後、本格的な小論文を書く際に留意して欲しいことというつもりで書いた。生徒はその意図を汲んでくれるかな?