映画「ゲド戦記」鑑賞記

 研究会の後、ナイトショウで「ゲド戦記」を観てきた。映画を観るなんていったい何年ぶりだろう。「ゲド戦記」ならば、観なければならぬということで、観てきました。
 実は私は事前にストーリーを知っている。映画「ゲド戦記」のロマンアルバムという本があり、そこにストーリーが映像のカットとともに紹介されている。それを読んだからこそ、なお観たいという気持ちになったのだけれど。したがって、映画を観ながら、その展開にどきどきするということはなかった。
 しかし、おそらくストーリーを知っていたということに関わりなく、この「ゲド戦記」は良質な映画ではあるものの、小振りではある、ということだ。ジブリの作品ではあるが、監督が宮崎駿氏のご子息ということが大きいのだろう、やはりスケールは小さいと思った。もちろん良い映画である。素晴らしい映画だった。ただ、期待以上とは言えない、ということだ。
 それでも映像を時々思い出す。そしてその余韻に浸っている。特に「テルーの唄」とテルーが良いね。すてきな2時間だった。