小論文指導続く

 今日の午前中は年休を取り、聖書学び会に参加する。私の通っている集会(教会)で特別の伝道集会が今週1週間ずっと行われており、午前中は聖書の学び会が行われている。何とか参加できそうな目途が立ったので、今日・明日と参加することにした。


 午後は出勤し、仕事を片づける。小論文指導を受けている生徒が一人来たので、その生徒といろいろ話をしながら小論文の添削を行う。今日は、生徒自身で自分なりの問いを立てることを考えさせた。本来ならば問いの必要性を伝えた後で、生徒自身に問いを立てさせ、その答えも挙げさせて、書き直しの方向性を探っていこうと思っていた。しかし、実際にやらせみると、生徒の立てた問いはどうしても問題の解決策を問うものになってしまう。そうするとまともな解決策などそうそう出てくるものではない。というわけで私の例を引きながら説明する。結局は解決策を問うのではなく、問題の発生する背景・原因を問う、という方向になりそうだ。


 このような時に有効な発想の手段としてマップを描かせると良いのだなぁ。また、マンダラートでも良い。自分が何か意見を書けそうな方向性を探る手だてをいろいろと取ってみるのだ。ただ、今回の場合はすでに今日で2回目の書き直しになるので、もはや問いの方向性ではなく、ある程度の方向付けをした後で自分の考えをまとめさせた方がよいだろう。


 なかなか小論文指導は難しい。私自身ならこう考える、という実例を示すのは簡単だ。しかし、生徒自身にそれを考えつかせるのは難しい。最初はある程度実例を示すことをせざるを得ないかもしれない。どのような方向で考えていったらいいのか、いくつか実例を示すことでつかんでもらえるだろう。