小論文指導続く、続く

 今日も午前中は年休を取って聖書の学び会に出席する。こちらも大変頭を使う時間で、非常に楽しい。


 午後から学校に行く。そうしたら、生徒が何人も来て、対応に追われた。まずは漢文のテキストを購入した生徒を呼んでいたので、テキストを渡す。漢文はとにかく自分で少し勉強するだけで飛躍的に理解が進む分野だ。かけた努力に応じた効果が非常に高い。きわめてコスト・パフォーマンスが高い分野である。ぜひこのテキストを少しずつでも勉強して、理解を進めて欲しい。


 次にクラスの生徒が来て、進路の相談をされた。大変に前向きに考えている生徒なので、いろいろと相談に乗る。しかし、某大学に問い合わせの電話をかけたのだが、「ツー、ツー、ツー」という音だけがしてちっともつながらない。この音は話し中? つながらないインフォメーション・センターというのも困ったものだ。


 次は現代文、特に評論の問題の考え方・解き方について質問に来た生徒がいた。問題を解くためにどのように文章に線を引いた方がよいかという質問であった。私自身も水曜日に解いた問題なのだが、もう忘れかけているのにびっくりする。自分としてはあまり引っかからなかった箇所だからかなぁ。キーワードや接続語に○や△で囲んでいくことや、対立する概念を整理しながら傍線・波線を引いていくことを伝えた。


 最後に小論文指導を受けている生徒が来たので、たっぷりと指導をする。この生徒は2回分の課題を提出していたので、両方について要約のまとめ方を説明し、そこからテーマを設定して自分の意見を展開していく方法について解説する。
 設定したテーマについて「何故?」と問いかけることがまずは必要なのだろう。その中で、直接の原因を探る方向や、背景となる状況を探る方向などが考えられるだろう。基本的には5W1Hをキーにして考えていくことになるのだが、「いつ?」や「どこで?」などをいちいち確認していく必要はなかろう。やはり重要なのは「何故?」である。「何故?」にも2つほどの方向が考えられるだろうから、それをキーにして考えていくのが良いと思う。
 さて、生徒自身が自らの力で羽ばたいて自分の考えを述べていくことができるだろうか。次の修正の提出が楽しみだ。