ある生徒の質問

先日の模擬試験の説明に合わせて、古典を全体を読んで内容を大きくつかむ訓練が必要だ、と生徒に説明した。そして、教科書の授業で扱えなかった文章を読むように、と勧めた。今日、ある生徒がそれを実行してくれたらしく、授業で扱わなかった文章についての質問をしてきた。しかも、徒然草の「家居のつきづきしく」の後半部分、兼好法師西行の言葉に注文をつける場面だった。ここを着目できるとはさすがである。内容読み取りの難しいところだが、彼は独力でほぼ正確に理解していた。いやー、大したものだ。と同時に、私の勧めをちゃんと聞いていた者がいたことが嬉しかった。