「文字からコンピュータへ」の授業

西垣通の評論を読んでいます。これを生徒に読解させるのにマップを大いに活用しています。
全体で3段構成になっていますが、その1段ごとにキーワードとなる言葉(概念)を私の方で選んで示し、これらのキーワード同士の関係をマップを使って表せ、という課題をさせています。生徒の書いたものを見ると、各自が工夫して上手なマップを書いています。このマップを書いて、各概念の関係を考えることが重要だと思います。それはすなわち、生徒自身がこの文章の論理構造を読み取っている、ということになりますので。
生徒がマップを書いた後は、私が通常の授業での板書のようにまとめたプリントを配布し、マップで表したものを整理するとこのようになるのだよ、といって示してやりました。本当は生徒に、マップを見ながら文章に書いてみるとよいのですが、その余裕はありません。また、マップと文章だけでは、今までの授業形態に慣れた彼らは不安に思うだろうと考えました。最後には、できれば文章で要約をさせたいと思ってはいます。