進路講演会その2

特編期間の最後、進路講演会その2が行われた。今日は敬和学園大学のAllan Blonde教授を講師にお招きした。この講演はすべて英語で行われる。司会進行も本校の英語科によって、また終了後の質疑応答もすべて英語である。なかなかスリリングな時間であった。


Blonde先生は「THE POWER OF LOVE」というタイトルで、映画の「West Side Story」を題材にして、恋に落ちることをセリフ・映像表現・歌によってどのように表現しているかを説明してくださった。恋はどのような言葉によっても表現できない、それを表現するとすれば相手の名前だけになること。つまり、世界のすべてのものが一つになることを、映像でどのように表現しているかを説明された。そしてそれが、民族の差を超えて恋に落ちた二人をよく表現しているわけだ。


最後に先生の、高校生へのメッセージとして、「英語を勉強すべきこと」と「映画をたくさん見るべきこと」をいただいた。英語は国際語であり、世界の人々とコミュニケーションを取るには必須である。また、映画は総合芸術であり、優れた映画は非常に良質な芸術である。そして、「Candy Boy」にはなるな、と教えてくださった。「Candy Boy」とは1回きり味わって、後は何も味わわない人のことである。そうではなく、良いものを何度も何度も味わうことが大切だと言われた。


生徒から2つ質問があった。1つは、「先生が日本に来るのを決めた理由は何か?」というもの。もう1つは「先生の一番好きな映画は何か?」というものだった。いい質問だ。


2日間、非常に良質な講演会を3本も聞くことができた。大変有意義だった。生徒にも良かったと思う。