ローマ法王選出

コンクラーベの結果、新しいローマ法王が選出された。新法王のベネディクト16世は、前任のヨハネ・パウロ2世の路線を引き継ぎ、教義では保守を続けるそうだ。
このローマ法王選出に関する一連の報道を読んでいると、カトリック教会が本当の意味で「人間の組織」であることを思い知らされた。教会とは「神の家」である。そこに「選挙」などという方法はあろうはずがない。ましてや多数派がどうのとか、改革派の票が割れたとか、あり得ない話が次から次へと出てくる。また、超保守だったヨハネ・パウロ2世の路線を新法王が引き継ぐことに反対の声も多く聞かれるという。これまた、「神の家」にはあり得ない話だ。神のみことばに「改革」などあり得ない。保守であるのは当たり前のこと。それに異議が申し立てられるのだから、カトリック教会は全く人間の組織である。