平成16年度も終わり

高校現場に戻って丸1年が経った。今日は平成16年度の最後の日である。
新潟高校でも大きな異動がいくつかあった。私に関わりのあることでもあり、今回の異動は大きな意味を持つ。そして、1学年の担任が1人異動していった。本庁の文化行政課に行くという。どうやら引っ張られての人事のようだ。本人は、それは内心悪くない気持ちだろうが、それにしても新潟高校をたった3年間で出て行かなければならないのは、かわいそうである。昨日あたりからしきりに離れるのを寂しがる言動が増えていた。今日などは、異動はウソだったと言いたいほどだ、とまで言っていた。分かる分かる、その気持ち。昨年の私もまったく同じ気持ちだった。異動先は希望の持てるところではあるけれど、今までのこの仕事も捨てがたいものがあり、決まってしまっているのだが、できることならご和算にしてしまいたいと心底思うものだ。異動のこの時期は、寂しさと今後の期待とがない交ぜになる、一種独特の時期である。


さて、明日から新しい年度が始まる。私は持ち上がりで、2学年を担当する。今後も、筋道の通った、分かりやすくてためになる、楽しい授業を追究していきたい。