春季講習第3日目

春季講習も最終日となった。今日は別の同僚による、言語論・国際社会論の解説である。彼は一太郎による資料と、それをPC上からプロジェクタで映し出した画面とを併用して説明していた。彼もプレゼンソフトを試したかったそうだが、まだスキルが整わない、とのことだった。まずはあのようにして、プロジェクタで資料を映し出すことから始めるのはベターである。とにかくやってみることだ。そしてその可能性に自分で気づけばいい。そうすればスキルを向上させようとする。


その彼の説明を聞きながら、昨日の同僚の解説なども思い出して、結局今回の講習は、評論を読む際に必要となる、その評論が扱おうとしている論題の基礎知識を解説することが目的だったんだなぁと改めて思い直した。昨日は、ポスト・モダン論についてその前提と成り立ちを解説していた。今回も、結局言語論のことしか解説できなかったが、現代の言語観について扱っていた。つまりは現代思想の紹介をしていたわけだ。
うーむ、私の意図とは違っていたのだね。私はそのような現代思想を踏まえての、評論文の読み取り方、考え方について解説したつもりだった。それとは少し違ったようだ。
まあ、私の解説が第1日目で、しかも全体の序論に当たるものだったから、結果的はオーライだったのだが。
さて、この講習の意図が生徒たちにはどれくらい伝わっただろうか。彼らはどれくらいこの講習の内容を生かしてくれるだろうか。