2008-01-01から1年間の記事一覧

若紫&鴻門之会の授業

最近、授業の内容が淡々としている。古典の方は扱うべき内容が多くて、それらをとにかく標準程度は教えておく必要があると思うので、ひたすら口語訳をしている。現代文の方は、生徒に研究させることが一段落したので、今は内容の確認を残りの少ない時間で終…

左手のけが

今日、明日と模擬試験が行われる。今日は国語の試験である。生徒たちはある程度は立ち向かえるものだったろうか。 私は昨日、少々左手を痛めてしまい、妻に連れられて病院で手当を受ける。幸い、骨折などではなかったが、脱臼に似たような症状だとか。人間の…

若紫の授業

今日は6・7・8組の授業。口語訳は順調に進み、6組では訳の部分は終わった。これが終わると、次は漢文である。久しぶりの漢文で、嬉しいことである。 2年生段階では、源氏物語といっても桐壺と若紫の2つと相場が決まっている。でも何となく、他の巻もあ…

保護者会3日目

今日は10名の保護者の方と面談をした。それぞれの方と楽しく話をすることができて、3日間はなかなか有意義だった。保護者と話をすることで生徒の行動や考えが少し理解が深まったりする。そうしたことが嬉しい。 さて、これで3日間の保護者会はすべて終わっ…

若紫の授業

6組での授業。今日は授業の終盤でいよいよ和歌に入った。その直前の、尼君が若紫の幼さを嘆く箇所を訳し、尼君の気持ちを理解できるよう説明していく。そして和歌の解釈。生徒は上手に解釈をする。彼らが持っているものの一つにベネッセ進研ゼミのテキスト…

源氏物語千年紀

http://www.2008genji.jp/ いやぁ、こんなサイトがあったのですね。なかなか面白いサイトである。 この中に、『源氏物語の時代』を書いた山本淳子氏による源氏物語の登場人物列伝が記されている。一人一人が短い文章だが的確に捉えられていて興味深い。特に…

保護者会2日目

今日は14名の保護者の方とお話をした。今日は17時までびっしり予定が詰まっていたのだが、けっこうテンポよくお話ができたので、それほど疲れることなく終えることができた。 しかし、最初の方と話を初めた時は真っ昼間で明るかったのに、最後の方と話を終え…

後期小中間考査

2年文系はリーダーと数学の2科目のみ。3時間目は授業である。我が7組は日本史の授業だった。幸い私は今日は授業がなく、試験監督のみで午前中を過ごすことができた。 「こころ」の学習プリントを作り続けている。最後のまとめの部分を作成中である。しか…

保護者会1日目

今日は13人の保護者の方々とお話をした。今日より3日間、午後をかけて保護者の方々とお話をする。この時期の話題は来年度の科目選択の確認と進路希望の確認である。今はまだ志望校を明確には固めさせない。現段階ではどうしたって希望は堅実になってしまう…

若紫の授業

7組での授業。後期小中間考査の前日および保護者会を午後に控えているので、ゆっくりのんびり、普通に進む。 今日は若紫の読み取りのクライマックスの一つ、源氏が藤壺に似ている若紫を見つめることで涙を流してしまうわけだが、その理由について問いかける…

怒濤の11月だぁ!

今日は文化の日である。表彰やら何やらが行われている日で、個人的には小澤征爾や西田敏行が表彰されることになったのが嬉しい。そうそう、ドナルド・キーン氏も表彰されるそうな。今日の朝日新聞の天声人語によい話が載っていた。キーン氏が「いつまでたっ…

新潟授業研究会

4コマの授業と生徒への面談の後、今日は新潟授業研究会の10月定例会へ行く。最近には珍しく、7名もの参加があった。片桐さんの紹介で、新潟大学人文学部の学生さんが参加してくれた。我々の後輩である。非常に頼もしく、ありがたいことだ。若いときからこ…

若紫の授業

8組と6組の授業。淡々と、また快調に口語訳を進めていく。早いところは、尼君が若紫の幼さを嘆いて、自分のそば近くに呼び寄せるところまで進んだ。このあたりは少し注意して進めていかないと。尼君の心配・不安を十分に理解させなければならない。

「こころ」の授業

今日は出張した他の人の分の授業もしたため、4コマの授業であった。そのうち、現代文は9組と3組。3組は図書館での研究作業を継続させた。だいぶ多くのグループがレポート原稿を提出してくれた。 9組では通常授業形態による小説の読解確認を行った。まず…

若紫の授業

6組と7組での授業。どちらも若紫の後半を快調に口語訳していく。特に7組はすいすいと口語訳が進み、すでに後半に入ってからの2段落の訳が終わった。ちょっと早すぎるかな。あまりに快調すぎて、少々不安である。もっとも、口語訳などは文法事項を駆使し…

「こころ」の授業

9組での授業。この時間も昨日の3組と同様、研究レポート作成の3時間目。最終回である。 生徒に他のクラスと同様の指示を与え、私への質問可とした。そうしたら、このクラスでは多くの質問があった。大半は前回研究メモを提出していなかったグループがコメ…

若紫の授業

7組と8組での授業。どちらもとりあえずきりの良いところまで私が口語訳をして、どちらも後半部分に入る。後半部分とは、多くの教科書が取り上げている「つれづれなれば、かの小柴垣のもとに立ち出でたまふ。」からの箇所である。ここからはもう何度か教え…

「こころ」の授業

今日は3組の研究レポート作成3時間目。つまり、最後の段階である。前回の4組の時と同様、「3時間目の作業内容について」のプリントを渡して説明し、各グループに研究メモを渡して私のコメントについて説明する。その後、質問を受けることにしたが、いく…

『こころ』の研究メモ添削続く

明日と明後日に『こころ』の研究レポートを書かせる最終段階に入るクラスが続く。そのため、生徒が提出した研究メモを添削する作業が続いている。 生徒の読みは稚拙なものが多いが、中には「なるほど」と思わせられるものもある。それに出会うのは楽しい。そ…

若紫の授業

今日は文化祭後最初の授業日のため、大清掃が入り、授業は55分授業である。そして、授業変更のため、今日は8組の古典1コマだけ。 ところが、55分授業だというのにこのクラスは時間割が変更されたという連絡があったらしく、私が教室に行っても彼らは数学の…

今日は振替休日

文化祭の振替休日のため、今日はオフ。どうやらそのような方は私の知り合いで多いらしい。 休日なのだが、私は仕事をしに学校へ。他にも数人の方が同じように出勤していた。本当に、この学校はいつ行っても人がいるなぁ。 私はいくつか仕上げなければならな…

文化祭2日目

今日は一般公開の日である。私はまず茶華道部のお茶会へ行った。2年生で昨年私のクラスだった生徒がお茶を入れていた。よしよし、こちらも順調に成長しているね。 その後は我がクラスの映画を大画面で観る。視聴覚ホールでの上映を彼らは確保したので、そこ…

『『こころ』大人になれなかった先生』『「言語技術」が日本のサッカーを変える』

『こころ』大人になれなかった先生 (理想の教室)作者: 石原千秋出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2005/07/09メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 48回この商品を含むブログ (50件) を見る「言語技術」が日本のサッカーを変える (光文社…

マウス小論

私はPowerBookにマウスをつないで使っている。私には、どうもトラックパッドが合わないのだ。キーボードで入力していると、必ず手の一部がパッドに当たり、画面上で矢印が移動する。MacOSには「偶発的な入力を防止する」というチェック項目があって、もちろ…

机回りの整理をしたよ

私はというと、午前中はほぼ半日をかけて机回りの整理をしていた。私の机上は有機的な構造物と化しているので、たとえ高さを低くするだけでもすべてをひっくり返さなければならない。やりましたよ、ええ。しかも、PowerBookを開いたまま机の奥に置けるように…

文化祭1日目

本校の文化祭は「青山(あおやま)祭」という。ある雑誌に本校が取材を受けて掲載された時、「青山(せいざん)祭」などとわざわざ( )付きで紹介されていたが、校内では誰もせいざんさいなどと発音する者はいない。おいおい、本当にちゃんと取材したんだろ…

明日から文化祭

本校は明日と明後日は文化祭である。今日は5限まで授業をきっちりとやり、その後で設営作業に入った。我が7組は映画を撮影していた。英語のサイドリーダー「嵐が丘」に出てきた話を元に、オリジナルの脚本で映画を作っていた。今日は上映会場となる教室の…

若紫の授業

6組での授業。こちらは実に淡々と口語訳を進めていく。若紫の前半である、源氏たちが僧坊に出入りする童の姿から、そこに女性がいることに気づく場面まで読み進めた。これからようやく、通常の教科書が収録している垣間見の場面へと入っていく。 生徒の解釈…

「こころ」の授業

今日の昼休み、「こころ」の文庫本を販売した。事前に生徒から注文を取っておき、業者の方にお願いして販売してもらった。130冊ほど売れたようだ。私が指定したのはちくま文庫。使っている教科書も筑摩書房だし、何よりこの文庫は小森陽一氏の論文が載ってい…

画一性vs個別性

私の職場での机の上は本立て等が高く組まれていて、向かいの同僚の顔が見えない。他にもそのようにして机上に本立て等を高く積み上げている方が何人かおられる。今日、こうした机の状態について改善しよう、との話があった。 この手の話は非常に苦手である。…