イメージマップで既有知識を確認する

 3組での授業。「ものとことば」の1時間目である。この評論は、できれば3時間で終わりたい予定なのだが、今日の流れを見ると難しそうだなぁ。
 評論を読む時には、その文章のテーマに関連する情報を自分が既にどれだけ持っているかを確認することが重要である。そうすることで、既有知識をメンタルモデルとして、文章の内容をより効率的に整理することができるからだ。
 そこで、今日は本文を音読する前に、生徒にイメージマップを描かせて、自分がどんな既有知識を持っているかを確認させた。ノートの1ページの中心に大きく「言語論」と書かせる。そして、そのテーマについて思い浮かべることのできる単語を1分間でできるだけ多く書いて、中心テーマと線でつなぐように指示する。これをした後、何人かの生徒にランダムで指名して、彼らが思い浮かべた単語を黒板に同じようにイメージマップで描いて、確認していった。生徒は「方言」「コミュニケーション」「人類の道具」などなどの語句を挙げてくれた。それらについて私が思いつくことをいくつか述べた。これらの作業によって、「言語論」についての既有知識を広げ、関連することについての関心度を上げさせようとした。
 その後で、本文の音読をし、構造分析のプリントを渡して文章構造を分析させ、最後の5分間で生徒同士で自由に確認させた。
 イメージマップを使うことは、もう少し体系的に実施することができるだろうね。