「児のそら寝」の授業

 10組での授業。1週間ぶりである。そこで、予習ノートをちゃんと作ってきたかどうかを確認するところから始める。
 その後は他のクラスで行った通り。宇治拾遺物語についてまとめ、音読練習を繰り返す。10組は35人しか人数がいないのだが、4段階ある音読練習をこなした後の一斉音読は、他の普通科の40人クラスよりも声が大きかった。まあ、このクラスは最初から声が大きめだったので、さもありなん、と思うが。いずれにせよ、良い傾向である。
 その後は心内語の箇所の確認をし、そして口語訳に入る。まずは「けり」の箇所を確認して、それを「〜た」と訳すことを伝える。1カ所、詠嘆で訳すべきところがあるのだけれどね。そして、格助詞を補って訳すことなどを話しているうちに、時間切れ。1行くらいしか訳せなかった。
 今後はあまり時間をかけてはいられない。教えるべき内容を厳選して、早めに進んでいかないと。何しろこの後には、動詞の活用をマスターさせる難事業が待っているのだ。