卒業生の来訪

 今日は私のクラスの生徒が2人やってきた。一人は列車の学割を発行してもらうために。そしてもう一人は来週の動向を知らせに、である。まだ卒業したてなので、やあ良く来たね、という感じにはならない。そもそも今年から卒業月日は3月31日になったので、彼らはまだ高校生である。正確にはまだ卒業していない。それでも嬉しいものだ。本当に、根っから心情がウェットにできているんだなぁ。こうしただけの彼らの訪問が、やはり嬉しいとはね。
 今日は2日ぶりに3年1組の教室に入ってみる。一昨日ここで我々は卒業式を迎え、最後のLHRをして号泣したんだなぁ。教室は既に、明日迎える合格者オリエンテーションのための机配置になっており、卒業生たちがいたままの姿ではなくなってしまっている。全く、今回はこの日程があまりに慌ただしくて、それが余計に後ろに飛び去ろうとしている時間を引き止めたいという気持ちに拍車をかけている。うーむ、やはり1組の教室に入ると、まざまざと生徒たちの姿が浮かんでくる。
 しばらくは余韻を引きずっていこう。