高校入試の準備

 今日は、明日に控えた高校入試の準備のために、授業は2時間で終わりである。その後は大掃除、会場設営となった。そして、午後からは生徒は立ち入り禁止、である。
 私はその前に、小論文指導をしている生徒を読んで、最後の指導をする。論点がずれていたものを書き直しさせていたものだ。今回は、メモを作ってくるように、と伝えておいた。そのメモを見て、本文を読む。さすがに良くできている。まだ文章展開に論理上の破綻はあるが、それでもその破綻箇所に行き着くまではよく書けている。ということは、生徒は今までメモを作っていなかった、ということだ。メモなしで小論文を書こうなど、正気の沙汰ではない。成績の良い子なので、メモ作りぐらいは当然と思っていたが、どうやらそうではなかったかな。何事も先入観は良くないね。
 その後、他の生徒の添削もする。そうしている間に、国公立大学の結果発表があり、我が1組の中で国公立の合格者がやっと出てくれた。しかも複数! いやぁ、嬉しいね。もちろん、難関私立を突破した知らせを受けた時も嬉しかったが、国公立大は生徒のがんばりが一段と長く続いたものだから、それが報われるのは本当に素晴らしいことだ。もちろん、だめだった者もいる。後期試験もじきに始まる。最後まで、頑張ってくれ、とエールを送りたい。
 それらの間、私は指導要録を書き続ける。いやはや、疲れ果てる。筆記用具が合わないせいか、右手が痛くなる。自分の万年筆が一番いいのだが、ちょっと字が太すぎて、違和感がある。いつものデスクペンで書いているのだが、右手が痛くなる。その痛みと、作業の疲れから、時々手を休めてしまう。そうすると時間がどんどん過ぎる。やれやれ。これは、来週までに終わるのかな。日程を考え直さなければならない。