クリスチャンの結婚式へ

 今日は私が通う集会と同じく、亀田にある集会のクリスチャンの結婚式が行われた。
 新郎はもちろん私もよく知っている、大変誠実な兄弟だ。私はかつてこの兄弟と一緒に日曜学校の中学生クラスを受け持ったことがある。新婦は関東地方からお越しになった姉妹だ。お二人ともよく似合っている。やはり、結婚する者同士というのはどこか波長の合うところがあるのだろうか。兄弟は物静かで、誠実な方だ。姉妹はどうやらおっとりした方だそうだ。そんなところが似通っているのかな。
 結婚式は厳粛に行われた。我々の集会の結婚式は、披露宴も含めて、派手派手しいことは一切しない。特に結婚式は神様の前に約束をする大切な式である。厳粛に行う。そして、聖書のみことばが開かれて、結婚についての学び、福音が語られる。結婚についての学びは私にとっても自らの結婚生活を振り返る上でなかなかに考えさせられるものである。自らが10数年前に行った約束の意味、その時の内容の数々など、さまざまに思いをはせることができた。新郎新婦にとっても思い入れの深いものだろうが、参列している我々にとっても大切なものである。
 披露宴は少しくだけて、でも節度を持って行われた。我々信者はお酒を飲まない。よって宴は和やかなうちに、そして静かに節度を持って進む。進行役のつまらぬジョークや、カラオケなどという野蛮なものや、うるさい演出などとは一切無縁である。私はこうした結婚式に慣れてしまっているので、一般のけたたましい結婚式に出席するとショックのあまり放心状態になる。幸い、自分の親族くらいしか経験がないのでありがたいことだ。
 変な例えで申し訳ないが、これは日本の野球観戦態度とアメリカ大リーグの観戦態度との違いに似ている。日本の野球は、誰が始めたのかうるさい鳴り物がつきものである。グラウンドを渡る風の音や、選手の緊迫した読み合いなどを味わおうという姿勢はない。自分たちが楽しもうとしているだけだ。それに比べて、大リーグは鳴り物もないし、うるさい応援団もない。観客のどよめきによる球場全体の一体感がある。イチロー選手が大リーグに逃げるようにして移籍していったのも、日本の野球に辟易していたからだということもあると聞いている。さもありなん、である。
 ともあれ、式は無事終わり、今日から新しいクリスチャン・ホームが誕生した。クリスチャン・ホームは素晴らしい。同じ信仰を持った二人が力を合わせて新しい生活を切り開いていく。何よりの素晴らしい始まりである。


 今回の5連休は、この結婚式をもって終わった。忙しかったなぁ。土日は集会だったし、展覧会に2箇所行ったし、十日町ではお風呂に入ってきたし、また聖書のみことばをたくさんいただくこともできた。さて、明日から3年生は期末考査である。私も忙しくなる。頑張れ、私。