第2回土曜講習

 3年生は土曜講習の回数が多くない。何しろ模擬試験がしょっちゅうあるので、講習を行う機会がないのだ。長期休業中の講習で土曜日に講習を行うが、その時以外で土曜日に講習を行うのは今年は2回しかない。その内の2回目が今日行われた。
 今回は1コマを80分間とし、3コマまで展開した。そして、その時間内で問題を生徒に解かせ、時間内で解説する、というスタイルを取った。80分間あるからね、そうした形が十分取れる。
 私は放課後講習の流れで、今回も古典を担当した。生徒に募集をかけたのだが、今回は地歴公民科目が開講されないということもあり、個展に参加した生徒は90名を超えてしまった。そこで、2クラス展開とし、1つは50名以上のクラスになるので、大教室で講習を行うこととした。いやぁ、50名以上の人数の前で話をするのは久しぶりだ。
 内容は古文1題、漢文1題とし、入試問題を解かせて解説した。35分間を問題解答に充て、残りを解説にした。しかし、結局その時間ではとうてい解説しきれなくなってしまった。問題は非常に基礎的で読みやすく、理解しやすいものなのだが、だからこそ基礎をしっかり確認しようとするとどうしても時間がかかる。そのために、今回のテーマである論述問題の解き方に慣れるということは十分にできなかったかもしれない。
 こんな時は『学び合い』の手法を導入すればよかったかもしれない。私一人が解説するのではなく、生徒同士が学び合うように講習全体をデザインするのである。
 うーむ、10月以降の放課後講習はその方向でデザインしてみようかなぁ。