長岡花火!

 昨日は何を思ったか、家族を引き連れて長岡花火を見に行った。
 我が一家がどこかへ行こうとすると、まずは荷物の大整理・準備から始まり、夫婦げんか(小)が始まる。そして、すったもんだの揚げ句ようやく17時前に出発できた。長岡には18時前に着いたが、もうこの時点では狙っていた近代美術館や造形大学の駐車場は満杯である。これは困ったとあちこち回った末、某ショッピングセンターの屋上駐車場に車を停めた。こちらはもちろん無料なのだが、その後で大変なことになるのを覚悟の上である。
 花火は信濃川の河川敷に座って鑑賞する。いやぁ、すごいね! 河川敷で花火を見るのは小学校以来である。およそ37年ぶりか。長岡花火は24年前くらいに見に来たことがある。その時は初任校の時で、部活の生徒たちと一緒に見に来た。でも、終わり頃にかなり遠くから見ただけである。でも、その時の三尺玉の迫力は決して忘れるものではない。
 今回の河川敷での鑑賞もすごかった。まさに自分たちの頭上で花火が炸裂するようで、その衝撃波がすごい。音の到来と同時に空気がたたきつけてくるのが分かる。こればかりは河川敷でないと味わえないものだろう。
 しかし、昔は三尺玉がメインの花火大会だったが、今は三尺玉は一連の流れの一部となり、むしろ最後のフェニックス何たらかんたらというスターマインがメインイベントになっていた。長岡花火の特徴はその発射位置が非常に広いという点である。新潟花火はほぼ1点からスターマインやら何やらが発射されるが、長岡の場合、その発射ポイントが4〜6箇所ある。普段はその内の2〜3箇所を使っているが、最後のスターマインは全部の発射箇所を使って非常にワイドに展開するものである。う〜む、さすがにこれはすごい。
 しかし、真にすごいのは花火が終わったあとの車の渋滞である。我々はショッピングセンターの屋上駐車場に車を停めていたのだが、当然のことながらあたりは大渋滞。したがって、我々が降りることなど到底不可能な状態である。他の車と一緒に待つこと2時間、ようやく車が少しずつ動き始め、下へと降りることができた。それはそうだろうね。下がある程度動かなければ上の車は降りることさえできない。しかし、まだまだ渋滞は続く。地上に降り立ったはいいが、そのショッピングセンターの敷地内から出て、先の交差点を曲がり、バイパスに通じる道に出るまでがさらに1時間半くらいかかった。21時30分頃に車を動かし始め、渋滞を抜けたのが午前1時ころ。延々3時間半ほどの忍耐だった。あまりの疲れのため高速道路に乗ってからサービスエリアで少し仮眠し、家にたどり着いたのが午前2時半。いやはや、お疲れ様でした。聞きしに勝る大花火……大渋滞でした。