新3学年国語科の打ち合わせ
新任の方も揃ったので、午後から新3学年の国語を担当するメンバーに集まってもらい、以下の今年度の方針を確認した。
1.現代文
- 「書くこと」の機会を意識して持つようにする
- 授業始5分間読書は継続する
- リーダー・レスポンスを全クラスで実行する
2.古典
- 文法的知識、古典語彙知識に裏打ちされた口語訳をできるようにする
- 背景を踏まえて、登場人物の心情・思想を理解できるようにする
- 古文と漢文を平行して進める
3.古典講読
- 古典よりもより丁寧に、文脈理解をもとに人物の心情・思想を理解させる
レジュメに書いただけのことも含むので、全部をメンバーに伝え切れたか分からない。しかし、「リーダー・レスポンス」を全クラスで実施してみよう、という点について合意を得たのは大きかった。といっても、A5ノートを全員に持たせよう、ということを了承していただいただけなのだけれどね。「リーダー・レスポンス」については、私自身も勉強しながら実践していかなければならない。そのため、手探り状態で進むことになるだろう。その意味でも、担当者4人全員で取り組むことができるのは非常にありがたい。ノートを持たせることについても、私が担当するクラスだけでは、少々やりにくかったからね。
古文と漢文を平行して進めることも、異論もなく認められたのは嬉しかった。といっても、本校の場合では、2週で4コマある古典の授業のうちの1コマを漢文にしよう、ということである。今までずっと、古文の教材をひたすら読む進めていった後、唐突に漢文に移ってひたすら読み進め、終わったらまた古文に戻る、ということを繰り返してきた。しかし、これは不自然である。漢文といえども日本語文である。そして、漢文から我々の文化は大いなる影響を受け続けてきた。それらの結晶として古文の作品群がある。古文と漢文とを平行して学んでいくのは自然なことのはずだ。
というわけで、2つの大きな挑戦を掲げて、今年度をスタートすることにした。いかなる結果となるか、大いに期待したい。