高校入試

 今日は高校入試であった。朝から本校の校門前には塾の講師らしき人々がズラリと並んで人を威圧する。どうもああいうのは苦手だなぁ。かえって萎縮するような気がするんだけれど。でも、玄関を入って目にした中学生たちは余り緊張していないようで、私の心配も杞憂に終わったようだ。
 入試は順調に進んでいった。特にトラブルもなく終わり、まずは一安心である。しかし、裏方の我々の方はてんてこ舞いの忙しさだった。今年は受検者数が多かったせいか、監督と問題配布係の仕事が次々に入ってきた。それだけならいいのだけれど、おかげで採点のための時間が分断され、まともに採点を開始できたのは試験終了後であった。国語の採点はとにかく時間がかかる。かつては当日中に採点が終わったこともあるけれど、最近はそういうことはまずないといっていい。今年も例年より一段と遅れ、明日も採点は継続である。
 やれやれ。実は先週の期末考査の採点がまだ終わっておらず、今朝も採点をした後で入試業務に臨んだ。全く、採点をしなければならない日に別の採点をしていたわけで、疲れ果てることこの上ない。そして、もちろんそちらの採点も終わっていない。採点地獄の中で七転八倒している今日この頃である。