来年度のシラバス作成

 来年度のシラバスを作成している。明日が締切。新3年生のものを作っているが、私ともう一人とで分担している。私は昨年に引き続き古典のシラバスを作っている。
 その科目の目標に、今回は「高校卒業後も古典作品に親しみ、学び続けようとする態度を養う。」という項目を入れた。来年度の目標の中で、私個人が密かに重要視しているのはこれである。2年間、せっかく勉強して古文や漢文がある程度読めるようになった生徒には、ぜひ卒業後も古典作品を手にとって読んでもらいたい。私自身が古典作品を読んで、その言葉の美しさや人物の心情の深さに触れて感動してきたからだ。また、個人的に評論系を読みたいなと思う。本居宣長の文章が非常に興味深い。こうした古典世界の豊かさに、生徒が触れ続けるようになって欲しい。
 そのためには古典世界の面白さを積極的に紹介していかなければならないだろうな。『源氏物語の時代』のような臨場感を、古典の授業に持たせたいものだ。