夏期講習2日目

 今日は8組と6組。8組は昨日と同じ評論の講習を行う。6組は小説の講習。
 小説の場合は、評論ほど明確な解法があるわけではない。せいぜい心情理解として「状況→心情→行動・セリフ」という3要素があることを教え、その3要素でサンドイッチすることで行動やセリフの裏に隠された心情を理解できる、という話をする程度だ。他には理由説明の解法も紹介したが、これも心情理解を少々応用するだけである。あまり評論ほど華々しくはない。
 そこで今日は、生徒にどんどん質問をして、傍線部が行動・セリフであるならば、そこに至る状況はどの部分か答えさせたりした。昨日の反省を活かして、ちゃんとプリントをやってきた生徒が報われる方式に変更したつもりである。でも、何となく生徒の食いつきはよくなかったなぁ。昨日の評論の方がまだ食いつきがよかった気がする。やはり、あまり明確な解法ではないからかな。それでも、3要素を踏まえての心情理解はさまざまに使えると思う。元々は代ゼミの参考書が元ネタであり、そこにはセンターの小説問題にのみ使えると書いてあるそうだが……。
 明日はこの小説を他の2クラスでも取り上げる。さて、他のクラスでの食いつきはいかが?