高教研国語部会代議員会

 という会が午後から行われた。私は本校の代表ということで参加した(させられた)。
 昨年の事業報告と、今年度の計画が話し合われた。というよりは、午前中の運営委員会でもうすべてが決しており、午後の代議委員会では単に了承するのみである。もちろん、一通りの説明の後で意見を求められたのだけれど、あんな体たらくな計画報告の後では何もしゃべる気にならない。まったく、ひどいものだ。それでもやはり言うべきだったかな。
 まず、研究会が生きていることを示そうという意志がない。今までは秋の研究会の前後に「国語部会だより」というのを発刊していた。それは、秋の研究会の案内でもあり、また研究会の内容報告でもあった。そして、研究集録への原稿募集通知でもあったのだ。しかし、その「国語部会だより」は事務局が存在していないので、発刊しないという。これでは部会が生きているという証しがない。
 研究会の計画もお粗末なものだ。講演を行うのはいいだろう。今回の輪番が佐渡地区であることも致し方あるまい。しかし、各校の定期考査等を持ち寄っての問題検討会というのはいったい何を目的にしているのだろう。対象生徒もそれぞれに違う定期考査を持ち寄っただけで、どんな話し合いができるというのか。このテーマに研究主題が変更された時からずっと疑問に思っていた。そんなことよりも、国語の授業法を、実践報告を踏まえて検討した方がよっぽど魅力的だ。研究会の参加者が激減しているのも、そもそも部会の会員が激減しているのも当たり前だ。魅力ある研究会を企画・提示できていない。そして、私には対案があるが、今日の代議員会はそれを検討してもらえるような雰囲気ではない。
 そもそも部会の事務局が存在しないということが問題なのだ。通常は部会長の勤務する学校が事務局を引き受ける。そりゃ当該校の国語科は嫌がるだろう。それでも数人でもいいから何とか頼んでやってもらうべきだ。そうしなければ、部会長である校長が一人で事務もこなす部会など、まともな運営がなされるわけがない。
 国語部会は数年前からどうも動きがおかしいなと思っていたが、こういうことだったのか。合点がいくと同時に、情けなくなった。もちろん、方策はある。解決案も私にはある。これを実行すれば、少なくとも有志は熱心に参加してくれるだろう。でも、それはもっと小規模な研究会で実施すべきなのだろう、と思う。