論語の授業

 9組と4組での授業。9組ではすでに試験範囲が終わっていたが、4組は今日が勝負の授業である。学級日誌を読むと、前の3時間はすべて試験勉強時間になっていたようだが、古典はそういうわけにはいきません。(^_^) 最後の最後まで試験範囲を終わらせるべく、必死に授業をしていた。
 昨日の1組と同じ範囲をほぼ同じようにして説明する。孔子における政治に対する考え方の特徴をまとめ、国造りのあり方について考えさせる。ついでに、韓非子の考え方を紹介し、物事は一方向からだけ見られるものではないことを込めて説明する。さらに、公と私との対立についてもまとめ、法のあり方と法の精神について考えさせる。文系に進む者の中で、法学や経済学に進む者も多いだろう。彼らが、自分たちが学ぼうとする学問がどのような意味を持っているのかを、少しでも知り、考えて欲しい。その仲立ちとなればありがたいことだ。
 これで無事すべてのクラスで試験範囲が終わった。今回もかなり余裕なく進んだなぁ。特に現代文の方がひどかった。評論でいろいろなことをやりすぎたからかな。もちろん私は、それこそが彼らの力を伸ばすことになると確信しているのだけれど。